July 29, 2005

五感のすべてに訴える美しい街、エクス(南仏紀行ぁ

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olive

18世紀当時の街並みが残されている街エクス。エクスの中心部は世界遺産にも登録されています。プラタナスの広い並木道とそれに面したカフェ(なかでも“ドゥ・ギャルソン(Les Deux Garcons)が有名です。サルトル、ピカソ、コクトーがここを訪れています。南仏の食前酒パスティスを美味しいオリーブと一緒に頂きました)・洒落たブティック・広場・噴水(水の都といわれていますが、101ケ所もあるらしいです)歩いていて楽しい街です。

 

プロヴァンスといえば光り輝く太陽、風にそよぐオリーブの樹、純正植物油100%の高品質でカラフルなオリーブ石鹸、黄色やブルーのテーブルクロス、ハーブ畑、太陽を存分に浴びた色とりどりの野菜とオリーブオイルをつかったお料理。エクスでは、南フランスの食を探求することに重点を置きました(笑)。

 

現地に住んでいる人の情報で、この町の裁判所前のマルシェ(朝市)がフランスで一番美しく、また美味しいタプナード(オリーブ、アンチョビ、ケッパーなどをペーストにしたもの)を売っているお店があると聞き、楽しみにしていました。

 

朝市はカラフルなバッグや、ラベンダーや、太陽をいっぱい浴びて大きく育ったカラフルな野菜や果物が売られていて、噂通りビジュアル的に本当に美しいものでした。

 

美味しいタプナードを売っているお店”Ets Garcia & Fils”を見つけて、ブラックオリーブとグリーンオリーブのタプナードを買い、プロヴァンスならではのラベンダーのはちみつはもちろんエルブ・ド・プロヴァンス(プロヴァンスのハーブミックス)なども買いました。外国の市場を回るのは、本当に楽しいです。

 

タプナードは一旦ホテルに戻ってパンにつけて食べてみると驚きの美味しさ!いままで食べたことの無い美味しいタプナードでした。(オリーブが美味しいのでしょうね)

 

ところで、海外で食事をすると量の多さに驚きませんか?日本人の私には、海外でのレストランでの量はちょっと多すぎると常々感じていました。それに、南フランスではスーパーのデリのレベルがすごく高かったので、パンやワイン(日本と比べてすごく安い!)を買ってホテルで食べることが多かったです。

 

ただ本場のマルセイユには今回いけなかったのですが、南フランスといえばやはりブイヤベースと思い、エクスのレストランを探していたところ、賑わい感もあって英語メニューがあったお店Chez Maximeを見つけました。

 

本場のブイヤベースはまさに感動!今まで日本で食べていたものは、なんだったのかと思うほど、濃厚な魚介のエキスが入っているスープでした。とにかく美味しかったです。タプナードもメニューにありましたが、そちらは朝市で買ったものの方がずっと美味しかったです。

 

最後のデザートはラベンダーの香りのクリーム・ブリュレ。ラベンダーの香りが爽やかで、何か別のデザートを食べているかのよう。こちらも美味しかったです。

 

以上、4回にわたり駆け足で南仏旅行についてご報告してきました。少しでも私の感じた南フランスの魅力をお伝えできれば、と思って書いてきましたが、南フランスの魅力はやはり実際に行って初めて感じられるものだと思います。

 

「南フランスは一度ではとても回り切れないので、絶対何度も行きたくなる」と訪れた私の友人が口を揃えて言うのですが、私も全く同感です。絶対もう一度南仏を訪れたいと思います(今度は南仏のサン・ジェルマンと呼ばれているサン・トロペ、マチスのロザリオ礼拝堂があるヴァンス、今回コクトーの結婚の間を見られなかったのでマントンに行きます!)。

 

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Posted by infocierge at 22:22Comments(3)TrackBack(1)

コクトーの愛したイタリア国境近くの街を歩く午後(南仏紀行)

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mentonbeach

3日目はニースから40分ほど電車で揺られてジャン・コクトーが愛してやまなかったイタリア国境近くのマントンに行きました。

 

コクトーは私の大好きな芸術家の1人で、有名な「私の耳は貝の殻、海の響きを懐かしむ」と語ったコクトーの南仏の海をいつか見たいと思っていました。

 

海辺はニースとは雰囲気が違っていて、フランスらしい節度のあるカラフルなパラソル、そしてプロムナード・ド・ソレイユ(太陽の散歩道)と名づけられている海岸通りはきれいに整備されていて、様々な色にコーディネートされた可愛らしいカフェが海沿いに何十件もありました。

 

太陽と海の輝きに包まれながら海沿いの道を歩いていくと、コクトー美術館はこの美しい街の海のそばに建っていました。もとは17世紀の廃墟同然だった要塞を、コクトーは修復し、美術館として生まれ変わらせました。内部の装飾、デザイン、入り口のモザイクの装飾も細部に至るまで自ら指示をだしていたそうです。残念なことに開館を目前にコクトーは亡くなったそうですが...。

 

館内は小さいながらも開放的で、コクトーの世界一色です。コクトーは20の顔を持つ男 (詩人、小説家、脚本家、俳優、画家、映画監督、バレエ…)と言われていましたが、絵画を中心に大きなタピストリー、陶器、絵皿、彫刻、スケッチ、写真などがあり、彼のマルチな天才ぶりを余すところなく鑑賞出来ます。コクトーの作品だけでなく建物と街の空気、海の匂いが合わさった素敵な美術館です。

 

特にマントンの漁師と女を主題にした恋人たちの連作は、コクトーのマントンへの愛情を感じます。恋人たち(漁師と女)がマントンの街で出会い、ワイングラスを傾けたり、愛し合ったり、という日常的な生活の場面を、20枚ほどの作品にしています。今までのコクトーの絵の印象と違い、温かく優しい絵でした。
(マチスもそうですが、南フランス時代の作品はおおらかで幸せ感がありますね)

 

コクトーは、マントン市の依頼で市庁舎の結婚式場の壁画も描きました。今回は日曜日に行ったので残念ながら見られなかったのですが、フランスでも類を見ない、明るく開放的な式場だそうです。市民以外でもここで結婚できるところも大らかなマントンらしいですね(最近はここで挙式をする日本人カップルも多いそうですよ)。マントンにはもう一度訪れたいと思っているので、「結婚の間」は次回の楽しみにとっておきます。

 

また、マントンはレモンが有名です(フランスのレモンはマントンのものがほとんどだそうです)。マントンを歩いていると、看板の柄、せっけん、テーブルクロス、食器、お菓子など街中レモンで溢れています。最近日本でも人気のコンフィチュールで有名なお店Confitures Herbin (コンフィチュール・エルバン)に行きましたが、週末でお休みでした…。レモンやオレンジのコンフィチュールがお薦めみたいなので、行かれた方は是非買ってみてください。

 

たまたま歩いているときに見つけたLa Cure Gourmande(サイトの右上のちかちかしているところをクリックして下さい。店内の様子がわかります。なつかしい!)というお菓子屋さんはお薦めですよ。有名なオリーブの形のチョコもとってもおしゃれです。お土産にも喜ばれます。 

 

ちなみに、ちょうど今日本橋三越で7月31日まで「ジャン・コクトー展」を開催しています。

今回の展覧会は元グッチのデザイナーで現在はスイスの時計メーカー、コルム社のCEOを勤めるワンダーマン氏の約1,500点(個人のコクトーコレクションとしては最大級)に及ぶコクトーコレクションから、デッサン、油彩、水彩、陶芸、ジュエリー、生前交流の深かった堀口大學にコクトー自身が贈ったという貴重な資料など、これまで見る機会が少なかった作品など200点あまりが展示されています。

 

コクトーのファンの方にはもちろん、コクトーを知らなかった方にも時空を越えた美の伝道者コクトーの美の幸福を是非この機会に堪能してほしいです。

 

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Posted by infocierge at 07:50Comments(13)TrackBack(0)

July 27, 2005

透明で明るい光が降り注ぐ至福の町ニースを歩く(南仏紀行◆

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matisse

南フランスに行き慣れている友人からはニースは大都市だから他の町にした方がいいといわれていたのですが、やはり高級リゾート地として世界に名だたるニースは一度行ってみたかったし、なんといってもマチスとシャガールの美術館は外せないと思い、ニースに滞在することにしました。
 
確かに友人が言っていた通り、紺碧の海と空は綺麗でしたが、ニースは大都会で、有名なレストランやカジノが立ち並ぶ爽やかな潮風が吹きぬける海沿いの遊歩道プロムナード・デサングレ(イギリス人の散歩道)は思ったより華やかなものに感じませんでした(近代的なビルが立ち並んでいるので、マチスや多くの画家たちが愛したフレンチ・リヴィエラの女王の面影はニースの中心部には見当たらない印象でした)。
 
ですが、ビーチのブルーと白のパラソルやデッキチェア、オレンジの屋根、ピンク色のネグレスコホテル
、などリゾート地とは思えない上品な色合いは素敵で、セレブに愛されているニースに来たことを感じました。
 
ニースでの私のハイライトは、シャガール美術館
マチス美術館です。
街中からマチス美術館まで30分以上かかるので、ガイドブックではバスかタクシーをすすめていますが、私は徒歩をおすすめします。道順も難しくないですし、シャガール美術館からマチス美術館へはほとんどまっすぐ行けば着きます。
 
何故歩くのがお薦めかといいますと、シャガール美術館からマチス美術館にいくBoulevard de Cimiezという道沿いに豪華なセレブの別荘が立ち並んでいるのです。日本とはスケールのまったく違う別荘を見ながら、シャガールやマチスが歩いたであろうこの道を、彼らが愛した南仏の降り注ぐ陽光を浴びながら、目に染みる木々の緑を楽しみながら散策するのは感動的です。
 
歩いていると東京では想像も出来ない自然な色彩が飛び込んできます。多くの画家たちはこの豊かな自然の色彩を興奮を味わいながらあのような色彩豊かな絵を描いていったのでしょうね。ベンチも頻繁においてありますので、是非歩いてみて下さいね。(夏はお水と帽子はお忘れなく!)
 
シャガール美術館で一番感動したのは、最初に展示されている旧約聖書の最初の2つの書「創世記」と「出エジプト記」を描いた12枚の大形の絵です。ユダヤ人だったシャガールにとって、聖書は大切なテーマだったようです。聖書の中にこそ人生の意味や安らぎがあると感じ、多くのインスピレーションを得たというのは有名な話です。
 
これらの絵はシャガール自らの手によって壁に掛けられたそうです。聖書の物語の順番よりも、隣り合う絵の色の関係を重んじて配置を決めたというのは、シャガールらしいですね。
 
水のある展示室でその水の光を反射しているシャガールのモザイク“火の車に乗った預言者エリヤ”や音楽室のステンドグラスも圧巻でした。季節の花が咲き乱れているカフェテラスでレモネードを飲んでから、マチス美術館へ向かいます。
 
マチス美術館の外観は写真のように赤壁に書かれただまし絵で装飾された美しい17世紀イタリアジェノア風の館です。マチスのニース時代の作品を中心に初期から晩年までの作品が集まっていて、彼が片時も手放さなかった愛用の作品や大理石のテーブルや安楽椅子所有物展示されていて、見ごたえのあるものでした。
 
晩年ニースで製作されたという陶器は、マチスが理想としていた「ピュアでのんびりしていてバランスのとれたアート」そのものでした。どれも色彩の表情が豊かで、おじいさんになっても遊び心を忘れなかったマチスを改めて感じました。
 
絵の前に置いてあるマチスの絵のなかに出てきそうな肘掛いすに座ってマチスの絵を見ていると、初めてニースに来たのだと実感しました。
 
今回は時間の関係上行けませんでしたが、次回は是非ヴァンスにある「みんなが幸せになってほしい」という思いから作られたマチスの礼拝堂に行きたいです。

 

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Posted by infocierge at 07:25Comments(4)TrackBack(1)

July 26, 2005

ニースから紺碧の地中海を臨む絶景の村エズへ(南仏紀行 

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eze先日夏休みで南フランスに行ってきました。

パリやパリ近郊の町は何度か訪れたことがあるのですが、南フランスはずっと憧れていましたが、まだ訪れたことがありませんでした。

今回は1週間の滞在だったので、コート・ダ・ジュールの観光の拠点はニース、プロヴァンスの拠点はエクス・アン・プロヴァンスにしました。

ニース到着2日目は、朝一番にバスに乗って、ニースから20分のエズ村に行ってきました。紺碧の地中海を見下ろす車窓からの眺めは素晴らしかったです。

南フランスには、古代ローマの時代から続く山の頂上や中腹に城壁に囲まれた「鷲ノ巣村」と呼ばれる村がたくさんあります。もともと外部からの攻撃に備えるために造られたもので、エズ村は海抜427mの険しい岩山の頂上に作られた村です。14世紀にはお城が建てられたそうですが、度重なる災害で廃墟となったそうです。
町並みは美しく残されていますし、細く入り組んだ小道と可愛らしい色の石段が印象的でした。歩いていると断崖からは同じ色の紺碧の空と海が時折目を楽しませくれます。

小さな村なので半日あれば十分だと思います。私はエズ村滞在時間1時間ちょっと(笑)でしたが、一通り満喫できました(なんといっても景観の美しさがハイライトです。セレブな滞在で必ず登場する、スウェーデン皇太子の別荘をホテルとして改造したエズ村のスリリングな断崖に建っている「シャトー・エザ」のサイトでその美しさがわかります)。

女性誌を見るとよくここでセレブにランチをと書かれていますが、訪れた友人達が口を揃えて、味やサービスの質については期待しないように(笑)と言うので、今回はお茶だけにしました。

10時前にエズ村を発ったので、開店していなかったのですが、香水の町グラースが本店のフラゴナール(Fragonard)の工場とショップがエズ村の入り口にあります。最近
日本でも支店(海外初店舗)が出来ましたね。

次回はその日の午後に行ったマチス美術館、シャガール美術館をご紹介します。

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Posted by infocierge at 07:35Comments(6)TrackBack(0)