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ニューオータニ美術館で11月20日まで開催中の“ルーシー・リー展(器に見るモダニズム)”に行ってきました。
ウィーン生まれの英国の陶芸家ルーシー・リーの陶磁器を、私は写真でしか見たことがなかったのでこの展覧会は楽しみにしていました。
(以下はニューオータニのサイトから)
オーストリアで生まれたルーシー・リー(1902−1995)は、ウィーン工業美術学校で陶芸を学びました。以来ウィーン分離派、ウィーン工房の流れを汲むモダンな作風の陶芸家として地位を築いていきましたが、ナチスから逃れるために1938年渡英。その後も「掻き落し」や「象嵌」、2種類以上の粘土を合わせて螺旋模様を作る「スパイラル」などを取り入れて、独自のスタイルを築き上げました。
ルーシー・リーの作陶過程には独特の手法がとられています。まず、素焼きを行わずに1回で焼成させ、そして釉薬は、掛け流しや浸し掛けをせずに、ほとんどロクロ上で筆を使って掛けられます。
本展では、初公開作品を含む鉢、花生、テーブルウェア約60点と釉薬の研究のもととなったボタンを、「ルーシー・リーの歩み」や「技法」にも触れながら紹介していきます。そして、シンプルでありながら洗練されたそれらの作品を通して、現在も欧米で大きな影響を与え続けるルーシー・リーの魅力を再確認します。
■会場ニューオータニ美術館
■住所東京都千代田区紀尾井町4-1
ニューオータニガーデンコート6F
■電話03-3221-4111
■入館料一般700円/高大生500円/小中生300円
※20名以上の団体は各100円引、宿泊者無料
■開館時間10:00〜18:00(入館は17:30まで)
■休館日月曜日(9月19日、10月10日は開館、翌火曜日休館)
■交 通・地下鉄銀座線・丸の内線「赤坂見附」駅Dより徒歩4分、有楽町線・南北線・半蔵門線「永田町」駅7番出口より徒歩4分
■URLhttp://www.newotani.co.jp/museum
■関連イベント・陶芸教室&美術館鑑賞&ランチ
日時: 10月22日(土)
10:30〜11:30 展覧会自由鑑賞(ニューオータニ美術館)
11:45〜13:15 ランチ("イタリアン ベルヴュー")
13:45〜15:45 陶芸教室(ガーデンレストラン"もみじ")
陶芸教室講師:樋口健彦氏(陶芸作家)
定員:16名(定員になり次第締切)
料金:1名様 ¥12,000(含:サービス料、消費税)*完成品別途着払い
予約・問合せ:ニューオータニ美術館 TEL:03−3221−4111
・ギャラリートーク
日時:9月17日(土)、10月1日(土)・15日(土)・29日(土)、11月12日(土)
いずれも14:00〜 当館学芸員
彼女の作品は、時代に先んじた作品を作り出していたからでしょう、普通の陶芸展とは違う客層(アーティスト系の方が多い)でした。
特に印象に残ったのは、ピンクの大鉢(1980s)、写真のものと同じものだと思いますがトルコブルーの帯のピンクの鉢(1980)、木槌形スパイラル文の花生(これもピンク、トルコブルーの華やかな色彩、1980)、ピンクの小瓶(1976)です。(彼女の1980年代の作品はイエロー、トルコブルー、グリーン、ピンクなどの華やかな色彩の釉薬を使っていてとっても綺麗です)。
写真の本“ルーシー・リーと陶磁器たち”は、彼女を敬愛する陶芸家、友人、コレクターのエッセイ、作陶の流れと走り書きされた陶芸ノート(初めてこの本で公開されました)が美しいルーシー・リーの作品とともに紹介されています。
白いエプロン、白い服、白いスニーカーで美しい作品を作り続けた、作品と同じように静かで美しいルーシー・リー。
シンプルでありながら複雑、芸術家でありながら職人的、繊細でありながら力強い、ルーシー・リーの作品にこの秋触れてみませんか?
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