May 05, 2005

グラマラスで日本初の大規模な「アール・デコ展」!

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ArtDeco

アール・デコ展-きらめくモダンの夢-東京都美術館のHPから)

19世紀末に生まれて一世を風靡した芸術様式「アール・ヌーヴォー」に続き20世紀モダンの象徴として登場した「アール・デコ」は、2度の世界大戦間に花開き、交通手段の発達にともない急速に世界中に広まっていきました。

アール・デコ様式では、アール・ヌーヴォー時代の装飾芸術振興運動の理念と大量生産時代に突入した社会にふさわしい合理性がせめぎあい、美術だけではなく多種多様な分野に影響を与え、その影響は今日に至るまで続いています。いわば芸術と産業が融合した現代の生活様式の原点ともなったのです。

この展覧会は、2003年春にロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館で立ち上がり、カナダのトロント、米国のサンフランシスコ、ボストンを巡回した「アール・デコ1910−1939」展をもとに、日本で独自の視点を加えて再構築した展覧会で、世界の名品に国内作品を加えた約200点で構成されます。

曲線的な「アール・ヌーヴォー」に対する幾何学的な「アール・デコ」、といった単純な様式概念にとどまらないアール・デコの多様な特質を、その影響源から始めて、開花、そして世界への広がりに至るまで、絵画、彫刻、建築、インテリア、ジュエリー、ファッション、大衆文化を含めた広範な視野で紹介。ルネ・ラリックのガラス作品、カルティエのジュエリー、シャネルのドレス、タマラ・ド・レンピッカの《電話》といった油彩画など....。まさに「アール・デコ展」の集大成といえる展覧会です。

休室日毎週月曜日〔52日は開室〕

開室時間900から1700まで(入場は閉室の30分前まで) 
今年度から金曜日の夜間開館はなくなりました

 

今日「アール・デコ展」に行きました。
(写真はルネ・ラリックのランプ「二羽の孔雀」)

混み具合はまあまあでした(上野駅から美術館までの人混みはすごかったですが...)。それでも、連休中にアール・デコ展を観に来られる方がこんなにいらっしゃるとは思っていなかったので、アール・デコ好きの私には、嬉しい驚きでした。

 

この展覧会はロンドンの「ヴィクトリア&アルバート美術館」が企画した展覧会です。1920年代から1930年代にかけて一世を風靡した、モダンでグラマナスな装飾芸術アール・デコの作品を絵画、建築、ジュエリー、服飾、インテリアなど約200点を多面的に紹介しています。期待通り、素敵なアール・デコの作品が沢山ありました!

 

私が特に楽しめたものを幾つかご紹介します!

 

まずはマチスがディアギレフが率いるロシアバレエ団のために作った「ナイチンゲールの歌の哀悼者のための衣装」。木綿のドレスに黒いベルベットのアップリケをつけており、マティスはこのドレスの手法はあの切り絵シリーズと同じだと言っていたそうです。マチスは衣装だけという契約内容を越えて、舞台の幕や大道具までかかわったとのこと。その舞台観てみたかったです。

 

ランバンの創始者ジャンヌ・ランバンの紫のサテンの光沢が流れるデザインの美しいイブニングドレスと、シャネルのブルーのスパンコールのイブニングドレスは、ため息がでるほど素敵でした。

 

ジュエリー好きの方は必見なのが、1922年にツタンカーメンの墓が発見された後、アール・デコのデザインのインスピレーションになったエジプト風を反映させた、カルティエの金・プラチナ・サファイヤ・ダイヤモンド・ラピスラズリなどで装飾された「エジプト石棺型」ヴァニティ・ケース「エジプト風」ヴァニティケース。カルティエのネックレス、ブレスレット、ブローチも展示されています。

  

今回の展覧会で一番新鮮な驚きだったのが、マリー・ローランサンの初期の時代の2枚「読書する女」「女と犬と猫」。一般的にイメージするマリー・ローランサンの絵(メランコリックで優しい女性を描いている)と異なり、(たぶんアール・デコやキュビズムの特徴を色濃く出したのだと思います)シャープな格好いい女性が描かれていました(私はこちらのほうが好きでした)。

 

ロンドンの老舗ホテルストランド・パレス“のエントランス(ミラーガラスとクロームメッキをした鉄が斬新に組み合わされて、内蔵されたライトによって柱や手すりが光を放つしくみになっている、アール・デコ風の回転ドアを実物大に復元したもの)など、通常の展覧会とは異なる、趣向を凝らした展示物もありました。ゆっくりみられるように正面に置かれた椅子に座り、このエントランスの展示用に流れていたフレッド・アステアの曲(「踊るリッツの夜」)を聴きながらホテルのエントランスを見ていると、1930年代にタイムスリップするようでした。

  

一時アール・デコに凝った時期があって、日本やパリなどでアール・デコ展に足を運びましたが、これほど体系的に紹介し、バラエティに富んだ大規模な展覧会は初めてでした。

 

初めてアール・デコをご覧になる方はもとより、既に沢山ご覧になった方でも十分満足できる展覧会だと思います。ご興味がおありの方は、是非行ってみてください!

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この記事へのコメント
TBありがとうございます、アール・デコ&アール・ヌーボー定義が今だよくわかりませんが、この時代のガラス加工技術に大変興味があります。
前回のミュシャ展は身動きできない混雑でした、東京都美術館は毎回良い物が催しされるんですが、混雑だけが困りものです。
Posted by 45gs at May 05, 2005 02:02
45gsさん、

ご訪問ありがとうございます。
私もかなりアール・ヌーボー、アール・デコの展覧会を観ていますが、
観れば観るほど定義がわからなくなりますね...。

ミュシャ展も行かれたのですね。直前にプラハに行ってアール・ヌーボーを満喫したので、今回は行きませんでした。

アール・ヌーボーお好きでしたら、是非プラハに行かれてください。
「市民会館」をはじめ素晴らしいですよ。
ミュシャ美術館は小さかったですが、美術館の方々がすごく感じがよかったのでいい思い出になっています。



Posted by インフォシェルジュ at May 05, 2005 10:17
こんばんは。

TBありがとうございました。
ヌボーだか、デコだかも分からずに
観に行った展覧会でしたが
とても良かったです。これはおススメですよね。

ミステリークロックもう一度観たいです。
Posted by Tak at May 05, 2005 20:25
インフォシェルジュさん、アールデコ展も
行ったのですか。
行動力がありますね。
けっこうなかも混んでいたのでは。

まだ日程が残っているので、私も
行って見ましょ。
Posted by 栗原敏彰 at May 05, 2005 22:52
いつも素敵なコメント、センスを感じます☆

ありがとうございます。

アールデコ展行ってみますね(^^)
Posted by 24歳ビジネスマン at May 06, 2005 00:06
21期ベーシックのパレデザンファンです。(子どもの宮殿)
ライブドアのブログは初めてです。綺麗ですね!
すっかりアール・デコ展へ行きたくなりました。
ベーシック参加とは思えないほどエネルギッシュな方と感じました。
また遊びにきま〜す☆
Posted by パレデザンファン at May 06, 2005 00:30
わ〜♪行きたい!!
私の最も好きな時代です(*^^*)
インフォシェルジュさんて、色んなところにアンテナを張り巡らせてるカンジで、本当に「知的」って言葉がぴったりの方だなぁ。。っていつも感心しちゃいます!はっきり言ってファンです♪
私のもうひとつのブログ、「パリジェンヌのビューティ・レシピ」は憧れのインフォシェルジュさんと同じデザインを使わせて頂いてます!!
あ、先日はコメント&トラックバック、ありがとうございました。と〜〜〜っても嬉しかったです☆
ところで、このブログを「パリジェンヌのブログ仲間」のコーナーにリンクさせていただいてもよろしいでしょうか?
Posted by パリジェンヌ☆。「毎日が、向上!」 at May 06, 2005 01:11
TBありがとうございました。
マリー・ローランサン、印象的でしたよね。

だいぶ前に、ディアギレフのロシア・バレエ団の展覧会を見ました。
バレエ団としては、斬新なものに挑戦し続けていて、
マティスと関係があった時も流れがわかって面白かったですよ。

http://blog.livedoor.jp/sigh215/ のほうからもTBさせて頂きますねー☆
Posted by しょこ at May 06, 2005 12:18
>Takさん
お薦めですね。ミステリーロックもよかったですね!

>24歳ビジネスマンさん
いつもコメントありがとうございます!
ぜひおでかけください!

>パリジェンヌさん
嬉しいコメントありがとうございます!
リンクもちろんかまいませんよ。私も相互リンクはらしていただきますね!

>しょこさん
マリー・ローランサンは新鮮でした。
素敵なブログのTBありがとうございます!
Posted by インフォシェルジュ at May 07, 2005 07:48
トラックバックありがとうございました。
女性起業塾9期のかねこといいます。

おもしろいコンセプトのプログですね。
ランキングの上位に行くのも、よくわかります。
起業塾、忙しいですけど楽しいですよ。
がんばってくださいね。
Posted by くろまる at May 07, 2005 11:24
くろまるさん、

ご訪問ありがとうございます。またお褒めに預かり恐縮です。
起業塾忙しくなるでしょうけれど、楽しみです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
課題そろそろ始めなくては(笑)!
Posted by インフォシェルジュ at May 07, 2005 14:16
はじめまして。

私も先日観てきました。
TBさせていただきます。時間があったら読
んでやってください...

マティスの舞台衣装やドレスは素敵でしたね。
ローランサンの違いには気付けなかったので、
もう一度行きたいような気がします...
Posted by lysander at May 12, 2005 01:53
はじめまして!
私もアール・デコ展へ出掛けた記事を書きましたのでTBさせていただきます。

展覧会自体の充実振りもさることながら、図録の充実っぷりもうれしい限りです!
Posted by COZY at May 13, 2005 23:24
>lysanderさん、

TB&コメントありがとうございます。
楽しく拝見させていただきました。
あのローランサンは、日本ではあまり見られないと思いますので、ぜひもう一度行っていただきたいです。

>COZYさん、

TB&コメントありがとうございます。
楽しく拝見させて頂きました。たくさん美術展行かれているのですね!
図録は残念ながらちゃんと見なかったです...残念!
Posted by インフォシェルジュ at May 14, 2005 18:14