March 09, 2005

おすすめジャズピアニスト(小曽根真)

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ジャズピアニストの小曽根真さんをご存知ですか?

 

小曽根 真(おぞね まこと)<小曽根真オフィシャルサイトから>

 

神戸市生まれ。父、小曽根 実の影響でジャズに興味を持ち独学で音楽を始める。6歳の時、初めてテレビで演奏し、7歳の時に大阪毎日放送で隔週でのレギュラー出演を始める。以後、独学にてジャズを勉強するが12歳の時にオスカー・ピーターソンのソロピアノを聴き、ジャズピアノを始める決意をすると同時に、神戸在住のジャン・メルオ神父にクラシック音楽を1年間師事する。またこの頃に、関西唯一のビッグバンド・アロージャズオーケストラを率いる北野タダオ氏に師事、オーケストラの編曲に興味を持つようになる。北野タダオ氏の好意により1976年(当時15歳)、神戸で開かれたジャズ・フェスティバル、「ワイドワイドジャズ」で始めてジャズピアノ・ソリストとしてデビューを飾る。

 

1980年6月渡米。1983年5月、ボストンのバークリー音楽大学、ジャズ作・編曲科部門を首席で卒業。同年6月、ニューヨーク・カーネギーホールでソロピアノ・リサイタルを開き、米CBSレーベルと日本人第1号としてレコード専属契約を結び全世界デビューを果たす。また同年、デビューと同時にグラミー賞受賞アーティスト、ゲーリー・バートンのグループに参加、ワールドツアーを開始。以後、6年の間にヨーロッパツアー等、意欲的に活動。デビューアルバム「OZONE」を始めとして「アフター」、「ナウ・ユー・ノウ」、「スプリング・イズ・ヒアー」の4枚をリリースする。また、この頃から作曲家としての活動も始め、ゲーリー・バートンを始めとする様々なミュージシャン達に曲を提供する様になる。

 

1990年に帰国、ビクターエンターテインメントに移籍し、シンセサイザー等の電子楽器を使った音楽に積極的に取り組み、「スター・ライト」「パラダイス・ウィングス」「ウォーク・アローン」の3枚をリリース。

 

1994年、ポリドール・ヴァーヴレーベルに移籍する。初めてピアノ・ソロのみによるアルバム「ブレイクアウト」を録音。翌95年、ピーター・アースキン(ドラムス)、ジョン・バティテュッチ(ベース)と共にヴァーヴ第2作「ネイチャー・ボーイズ」をリリース。同年、ゲーリー・バートン氏との完全デュエットアルバム「フェース・トゥ・フェイス」をリリース。

 

1996年、カリブ海に於いて行われたジャズ・クルーズにて北川 潔(ベース)、クラレンス・ペン(ドラムス)と劇的な出会いをし、即このトリオ結成を決断、トリオ第1作「ザ・トリオ」を録音する。この二人のすばらしいミュージシャンとの出会いにより、より一層意欲的に作曲、演奏活動を行っている。ジャズ誌の読者人気投票では常に1位、バークリー音大の師でもあったゲーリー・バートン氏とのデュオ作『ヴォーチュオーシ』が、03年グラミー賞(最優秀クラシカルクロスオーバーアルバム賞)にノミネートされた。


6-7年前に、J-waveのジョン・カビラさんの朝の番組で、彼の休暇中に小曽根真さんが代理で2週間ナビゲーターをつとめ、そのときに初めて彼の存在を知りました。

 

DJが本職ではないのに、軽快で楽しい語りで気持ちのよいナビゲーションをしていて好感がもてました(7歳の時に大阪毎日放送で隔週でのレギュラー出演をしていたと聞いて納得しました)。また、選曲のセンスがよく(朝にジャズを流すことは画期的な試みで、思いのほか朝にもジャズがあうことをその時多くの人が知ったと思います)、2週間だけでしたが、かなりの反響があったようで、すぐ他のFM局で彼の番組が始まり、J-waveでもOZ meet JAZZが始まりました(毎週土曜日の21:00からオンエアされていますので、是非聞いてみて下さい!)。

 

リスナーのリクエストをスタジオのキーボードで生演奏してくれたり、リスナーからのジャズの質問にわかりやすく答えてくれる月例の「リスナー感謝デー」を設けるなど、「ジャズは楽しい!」をモットーにした、小曽根さんの心意気を感じる、明るく、元気いっぱいの素敵な番組です。ちなみにこの番組のスポンサーは“アサヒビール(黒生)”なので、CMは全て黒生のものです。普段私は黒ビールは飲まないのですが、この番組を聴いていると、黒生をつい飲みながら聴いてしまうんですよね〜(“黒生はアフターナインのビールです”という言葉につられて)。

 

数週間前、久しぶりに彼の番組を聞いていたら、バークリー音楽学院の後輩の曲を紹介していました。その曲がなんともよかったので早速購入しましたが、その曲については近いうちにご紹介しますね。

 

小曽根さんのジャズは、どちらかと言うとまったりするジャズではなく、明るく元気に、そして幸せな気分になる格好いいジャズです。本人がピアノをひくことが楽しくてしょうがないという気持ちが聴く人にも伝わるからだと思いますし、彼の生来の品の良さや優しさが音楽に自然と反映されているからだと思います。卓越した技術があるのでJazz上級者も満足できるものですし、Jazz入門者には、肩肘張らずすんなり聴ける作品(でも実際はすごいテクニックが使われている)が多いので、Jazzにはまってみたいと思っていらっしゃる方は是非聴いてみてください。

 

今まで小曽根さんの曲を聴いたことのない方には、以下のアルバムをおすすめします。

 

ディア・オスカー(オスカー・ピーターソンに捧ぐ)☆☆☆☆☆

小曽根さんの人生を変えた敬愛するオスカー・ピーターソンへの想いが溢れているトリビュート アルバムです。小曽根さんの愛、オーラ、意気込みを感じます。(したがって完成度も非常に高いです)

 

WIZARD OF OZONE〜小曽根真ベスト・セレクション☆☆☆☆☆

「アサヒ黒生」TVCM(本人出演)で流れていたボズ・スキャッグスの「ウィー・アー・オール・アローン」ソロ・ピアノ・ヴァージョンをはじめ「OZ MEETS JAZZ」のテーマ曲をフィーチャーした本人選曲によるベスト・アルバム。ソロ・ピアノで始まりソロ・ピアノで終わる格好いいアルバムです。

 

OZ MEETS JAZZ(2)オムニバス☆☆☆☆☆

 「OZ MEETS JAZZ」のタイアップCD第2弾。

"オシャレで、カッコよく、楽しいJAZZ”を紹介するというコンセプトにあった

楽曲が収録されています。JAZZ入門者には特におすすめです。

 

今月ブルーノート東京で小曽根さんのコンサートがあります。

詳細は以下の問い合わせ先かブルーノートのサイトでどうぞ。

3月28日(月)〜30日(水),4月1日(金)〜3日(日)
東京・ブルーノート東京(w/伊藤君子&ビッグ・バンド)
(問)ブルーノート東京 03-5485-0088

 

次回は、小曽根さんおすすめのアーティストをご紹介します!

 

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この記事へのコメント
昨年8月に始めた私のブログの最初の記事に今頃トラックバックがあり、びっくりしました。歓迎ですが、その後JAZZの記事は皆無に近いので、恐縮です。
テルミン(世界最古の電子楽器)ではJAZZには程遠いゆったり・まったりの曲ばかりやっているので、ときどき疾走する小曽根さんのJAZZを聞いて中和しています。
Posted by こちろう at March 09, 2005 14:22
はじめまして。
TBありがとうございます。
先日の小曽根さん&ソルトさんのライブはほんとに気持ちのよいものでした。
ピアノってなんでこんなに気持ちいいんでしょうね(*^_^*)
恐縮ながらこちらからもTBさせていただきますね☆
Posted by at March 10, 2005 01:12
こちろうさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
日付を見ずにTBしてしまいました...。
テルミンは以前映画の予告編で見た覚えがあります。
"テルミンでJAZZ”楽しみにしています!
Posted by infocierge at March 10, 2005 11:47
紬さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
小曽根さん&ソルトさんのライブ、さぞ素晴らしかったでしょうね。
このライブはすべて録音されていたらしいので、CDが発売されたら
絶対買います!ブルーノート東京でも演奏してほしいです。
Posted by infocierge at March 10, 2005 11:53
テルミンとジャズの話題がありますが小曽根さんは、
http://www.moogmusic.com/detail.php?main_product_id=129
このDVDの中でNYのテルミン奏者のパメリアさんと競演しています。

日本のテルミン奏者で井伊英理さんという方がいらっしゃいますが
http://www.theremin.org/
この方も小曽根さんと一緒に活動されているようです。
CDが出るのかな?
Posted by とろんぼん at March 15, 2005 15:51
とろんぼんさん、

貴重な情報ありがとうございます!
今度チェックしてみます。

Posted by インフォシェルジュ at March 15, 2005 19:42
はじめまして、こんにちは。
TBどうもありがとうございました。
お返事が遅くなってしまってすみません;

OZ meet JAZZは素敵な番組ですよね!!!私も毎週聴いています♪
CMもついついビールが飲みたくなりますよね!!あのビールを注ぐ音がなんとも…!!!…私は未成年なので飲めないのが残念ですが。笑]
小曽根さんの演奏やお話を聞いていると、人柄としても素敵な人なんだと思わせて下さいますよね。
そんな私の愛用のカレンダーはYAMAHAのカレンダーです。
(4月が小曽根さんなので*笑)
Posted by まゆこ at March 30, 2005 13:50
Lupin The 3 Jazzの記事にTBがありましたが、そちらはまだチェックできていないのでこちらの記事にコメントさせていただきます。

小曽根さんはちょっと私の好みからは外れているのですが、「We are All Alone」は大好きで、Boz Scaggsのオリジナル版より好きです。アサヒ黒生のCMは今でもよく覚えています。(あの犬がかっこよかった。)
でも、私の再生環境は貧弱なので、どうしてもピアノが歪んでしまう…。
JAZZはオーディオでは難しいです。やはり実際に生で聞くのが一番ですね。
Posted by T. at March 31, 2005 21:59
Tさん、はじめまして。

コメントありがとうございます!

確かにJazzは生で聴くのが一番ですね、またブログに遊びに来て下さいね!
Posted by インフォシェルジュ(Tさんへ) at March 31, 2005 22:22
小曽根さんのラジオは毎週欠かさず拝聴しています。趣味で少々ジャズピアノをかじり始めています。小曽根さんのわかりやすいジャズのコメント他楽しみにしています。毎週ありがとうございます。ただひとつ、どうしても気がかりなのが、ファン感謝デーで弾いているスタジオのエレピはすごくよくて、毎回感動。小曽根のテクニックゆえは了解なのですが、いったいどのメーカーのなんと言うエレピを使われているのがどうしても知りたいのです。おわかりになったら、つまらないことで恐縮ですが教えて頂けないものなのでしょうか。
Posted by わたる at April 25, 2005 01:04
わたるさん、コメントありがとうございます!

どこのピアノか知りません...お役に立てなくてごめんなさい。
J-waveに聞いたら、すぐ答えていただけると思いますが...。
Posted by インフォシェルジュ at April 25, 2005 07:07
お答えありがとうございます。じつは、ここのサイトに好きな小曽根さんの記事があったので思わず知りたい事を書きこんでしまいました。しかも女性用のサイトのようで、すみません。小曽根さんのj-WAVEのスタジオで使用しているキーボードについては、以前局に直接問い合わせたことがあるのですが、何故かそこまではわからないと言う答えだけしたので、意外とそいういった情報って正攻法では手に入らないものなのかとおもっていたのです。でも、わざわざお答え頂きありがとうございました。このサイトがにぎわい発展する事にエールを送らせてもらいます。
Posted by わたる at April 26, 2005 01:47
わたるさん、

J-waveで教えていただけなかったのですね...。
それではもっと正攻法で小曽根さんのオフィシャルHPの掲示板で聞かれたらいかがですか?

http://www.makotoozone.com/jp/

エールありがとうございます!
Posted by インフォシェルジュ at April 26, 2005 07:17
スタジオで使用されているキーボードを知りたいという件で、アドバイス頂いた通りに、小曽根さんの掲示板に、書きこみしましたら、早々にご多忙にもかかわらず、返信いただけました。私、こういったネット上でのやりとりは、ほんとにズブの素人でして、恥ずかしながら大感動してしまいました。これも、このサイトに出会わなければ(勝手に入ってきてすみませんでしたが・・・・)発想ときっかけがなく、今回のことは叶わなかったと思います。それを思うと、ほんとうに、ほんとうにありがとうございました。
Posted by わたる at May 03, 2005 01:22
わたるさん、こんにちは。

わざわざご報告ありがとうございました。
今掲示板見てきました。
大感激ですよね。本当によかったですね!
Posted by インフォシェルジュ at May 03, 2005 06:59