February 20, 2005

早稲田清宮監督のセミナー(六本木ヒルズ)

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今年大活躍だった早稲田ラグビー部の清宮監督のセミナーの紹介です!

アカデミーヒルズセミナー  スポーツ・ルネッサンス 第3回
「勝つための組織論〜Over the Top『荒ぶる』復活」
(名門・大学ラグビー部再生の道のりをたどる)


ゲスト講師:清宮克幸 氏(早稲田大学ラグビー蹴球部監督)
モデレーター:生島 淳 氏(スポーツジャーナリスト)
開催日程:2005年2月28日(月) 19:00〜21:00
開催場所:六本木アカデミーヒルズ49(六本木ヒルズ森タワー49階)
受講料:3,000円(税込)

お申込はこちらから

http://www.academyhills.com/school/sp_pop96.html

名門と言われながら、1989年度以来、大学ラグビーの覇権から遠ざかって
いた早稲田大学ラグビー部。しかし清宮克幸監督が2001年に就任し、
そこから眠っていた名門は完全復活を遂げます。一部では「マジック」とも
称されたこの復活劇ですが、学生の気持ちを完全に掌握した清宮監督の
手腕は魔術ではありません。チーム状況の的確な分析。そこから導かれた
練習方法の改革。それはまさに革命でした。今回の「スポーツ・ルネッ
サンス」では、いかにして清宮監督はチームを甦らせたのか、その軌跡を
たどります。

そしてトークショウの後半では、大学の体育会という枠にとどまらず、
アディダスとの提携を進めた経緯、小学生のラグビースクールなども運営
する早稲田クラブの発足、そしてイラクで凶弾に倒れた奥克彦大使の遺志
を継ぐべく創設された「奥・井ノ上イラク子ども基金」など、清宮監督の幅広
い活動に関しても話を展開していきます。早稲田の救世主となった監督
独特の語り口にご期待下さい。

■清宮 克幸(きよみや かつゆき) プロフィール
1967年、大阪府生まれ。大阪府立茨田高校でラグビーを始め、3年時に
花園の全国大会に出場。高校日本代表にも選出される。86年に早稲田
大学入学。1年からレギュラーになり、2年時に日本選手権優勝。4年時
には主将として大学選手権優勝に導く。卒業後はサントリーに入社し、
2001年まで選手として活躍。同年引退し、早稲田大学ラグビー蹴球部
監督に就任。就任後4年連続で関東大学対抗戦全勝優勝、大学選手権
も2度制覇し、早稲田ラグビー復活の原動力となる。

先週末秩父宮ラグビー場に、注目のカード早稲田 vs トヨタ戦を観に行
ました。トヨタと力の歴然とした差はあったものの、気持ちでその差を
埋めるようなひたむきにプレーをしている早稲田の姿は感動的でした。

早稲田の選手は安定しないラインアウト、体重差(平均7キロの差)から
押されるスクラム、ボディコンタクトの差からグラウンドに倒れこむ選手も
続出するような、忍耐を強いられる試合でしたが、80分誰一人集中力を
切らさずに強豪トヨタに必死に食い下がりました。

パワーに勝るトヨタのディフェンスを突破するのは容易ではないので、
早稲田はトライではなく、徹底してキックで得点を狙い続けました。敵陣で
ペナルティーを得ると、大学随一のキック力を誇るフルバック五郎丸が
ペナルティゴールを選択。パス展開と見せかけてスタンドオフ安藤が
ドロップゴールを狙いました。

後半の早稲田はトヨタに勝とうと更に気合がはいっていました。
清宮監督の戦略どおり、命がけの低く激しいタックルでトヨタのフォワード
の突進を食い止め、(清宮監督は「どんなにすごい奴でも膝から下は
人類皆同じ」といつも言っているそうです)早稲田史上最強の荒ぶる魂が
社会人チームを倒すかもしれないと、私も含めて、観客の誰もが思い
始めたのではないでしょうか。

しかし、後半30分トヨタのフィジー出身の左ウィングのレアウエレが投入
されてから、早稲田のディフェンスが外へ広がり、フォワードのマークに
集中していた早稲田のディフェンスは甘くなりました。それからは、トヨタが
一気に攻勢、ラックで押し込むとセンターの難波の逆転トライ、さらに
レアウエレの連続トライで差を広げられ、結局9-28で敗戦...。

来年は、大学選手権連覇はもちろん、是非社会人チームの壁を打ち破って
ほしいです!

前置きが長くなりましたが(笑)、そんな素晴らしい早稲田ラグビー部を
甦らせた清宮監督のオーラ、リーダーシップ、コーチング手法などに直接
触れられる絶好の機会です。

また、『最強の早稲田ラグビー 世界を狙う「荒ぶる魂」』
(講談社+
α文庫)は、清宮監督の"リーダーシップ論""まったく新しいコーチング
理論”"伝統の力"など、ビジネスウーマンも必読の内容ですよ。


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