November 08, 2005
今まで有り難うございました
華やかにシャンパーニュな夜「ランス YANAGIDATE」
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毎年涼しい季節になると訪れる、青山のレストラン 「ランス YANAGIDATE」に、今年も行ってきました。
店名の“ランス”はシャンパーニュ地方の中心地で柳舘シェフが修行をした3つ星シャトーレストラン“ボワイエ”のある村の名前です。シャンパーニュリストには40種類以上のシャンパーニュがあり、お料理とシャンパーニュの組み合わせを楽しめるレストランです。
場所は表参道の駅からすぐ。以前紀伊国屋があった場所の近く、青山通りからちょっと道に入った突き当たりです。
店内は暗めの照明で、フレンチの高級感が漂う内装。ソムリエさんは一見声を掛けにくい雰囲気ですが、質問をすれば的確に丁寧に説明していただけますし、つかず離れずの距離感が、慣れると心地よく感じられます。
お料理は、7,000円、9,000円、12,500円の3コース。プリフィクスで、メニューから好きなものを選ぶ仕組みです。印象に残った料理は、まずはこのお店の定番、シャンパーニュに合うシェフのスペシャリテ“温泉卵とオマール海老、ほたて貝、ウニ、キャビアのコンソメゼリー”(このお料理は必ずオーダーします。シャンパーニュにすごく合います)。
“とこぶしのソテー”(とこぶしの貝殻にリゾットが入っていてその上にとこぶしがのっている)、“牛フィレ肉のポワレ フォアグラ添え トリュフソース”も、素材の味を活かしながら、かつ手間をかけた美味しさを楽しめます。
そして今回初挑戦の“エイ”のお料理“北海道エイのポワレ”!ソースはエシャロットのみじん切り、アンチョビ、ケッパーが入った焦がしバターソース。意外だったのですが、フランスではエイは普通に食べられているそうです。お味は思ったより普通の白身のお魚で、軟骨がコリコリした歯ごたえがあって食感が楽しめました。
全体的に素材の個性を生かしながら、かつ重厚感のあるお料理が多いです。
シャンパーニュは、シャルドネとピノ・グリージョで作ったちょっと軽めのものから、ピノ・ノワールのみで作ったボディのしっかりとしたものまで、ソムリエさんにお勧めしてもらったハーフボトルを3本(ジャック・セロス ブラン・ド・ブラン・ブリュット、エグリ・ウーリエ ブリュット グランクリュ アンボネイ、アルフレッド・グラシアン ブリュット)頂きました。ハーフボトルの種類が充実しているので、色々な種類を頂けるのが嬉しいです。
チーズの盛り合わせ(ロックフォール、カマンベール・カレヴァドス、ハードシェーブルチーズ、モンドール)は、熟した食べごろのモンドール(まさに食べごろでした!)を、多めに盛って下さりましたし、デザートのキャラメルつくしの一皿(タルトタタン、クレームキャラメル、キャラメルのアイスクリーム、クリームブリュレ)も美味しかったです。
正統派のフレンチの高級感あふれる硬めの雰囲気のお店ですが、美味しいお料理とシャンパーニュを楽しんでいると、次第にリラックスできますし、トータルの満足度は高いです。やはり人気があるようで、決して安くはないお値段のこのお店ですが、席は殆ど埋まっていました。
皆さんも、シャンパーニュのお料理とシャンパーニュを頂きながら、優雅で華やかな時間を過ごしてみませんか?
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November 07, 2005
紀尾井町の秘密にしたい隠れ家レストラン
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November 05, 2005
ベルギー王室御用達!「ダニエル・オスト展」開催
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November 03, 2005
官能的な白トリュフの誘惑!「銀座カンセイ」に行きました
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昨年12月に銀座にオープンした「銀座カンセイ」に、やっと行ってきました。
このお店は、青山で14年間、多くの美食家達に愛されてきたフランス料理「カンセイ」の2号店。オーナーの坂田シェフがあえて銀座を選んだのは、独立前初めてシェフとして厨房にたった銀座でもう一度原点に戻りたい、との想いからだそうです。
場所は西五番街(「セリーヌ」と「ディオール」の間を入る)のビルの3階です。白を基調とした店内はすっきりと明るく、落ち着ける雰囲気です。セミオープンキッチンで開放感もありました。
夜はおまかせコースのみ(12,000円)です。今回は白トリュフディナー(11/15までこのコースが頂けます)でした。
坂田シェフのお料理は、十数年前から緑健農法や有機栽培の野菜に注目し、自然で安全な食材を取り入れていたため、そのころからお付き合いのある契約農家が生産する野菜を使用しています。今でこそオーガニックはよく聞く言葉ですが、まさにシェフはオーガニックの先駆けです。
印象に残ったお料理は、まずは“牡蠣のポアレとポルチーニのポタージュ”。ポルチーニ(今が旬です)のポタージュの上に、かりっと焼いた三陸産大粒牡蠣(坂田シェフは、兵庫県・明石漁協の入札権を持ち、さらに2004年には岩手の親善レストランに選ばれ、明石や三陸産の良質の魚介類がふんだんに手に入るそうです)をのせた一品は、まさに至福でした。
エゾジカ(ジビエの季節ですね!)の自家製燻製は、思ったよりクセがなく、さっぱりしていて美味しくいただけました。
そして今日のメインである、イタリアから届いたばかりのアルバ産白トリュフ!!(世界で白トリュフの最高級産地とされるのが、ピエモンテ州ランゲ・モンフェッラート地区の、特にアルバ産のもの。 毎年10月には、アルバでトリュフ見本市が開催され、街のあちこちで白トリュフの芳香が漂っているそうです)
フォアグラの上に洋ナシのスライス、更にその上にコンソメジュレが乗せられているお皿に、シェフ自らが登場してたっぷり白トリュフをスライスしてくれます。とにかく香りのインパクトが強烈でした。香りが強いので、時間が経っても官能的な香りを楽しめました(ちなみに、今年のトリュフのお値段は1kg50万円だそうです。金額に驚きましたが、去年は70万だったと聞いて、もっと驚きました)。
そして次に出てきた“フィジー産天使のえびと季節の野菜白トリュフ風味”は、軽めのバターソースの上にフィジーの天使のエビを上げたものを乗せて、その上にまた白トリュフをスライスしてくれます。まさにトリュフを満喫したという感じです。
最後は3種の牛肉の盛り合わせ(岩手黒毛和牛のステーキ・岩手黒毛和牛の赤ワイン煮込み・オーストラリア産乳飲み仔牛の骨付きステーキ)で全て美味しかったのですが、特に赤ワイン煮込みはお肉が口の中で溶けるほど柔らかくて絶品でした。
ワインは5000円程度から。今回は肉料理にも合うブルゴーニュの白ワイン 1999 ムルソー ルロワ(12,000円)を頂きました。
食後にマール酒の珍しいものをお願いしたら、シェフが秘蔵のものを持ってきてくださいました。
Cor Cor(コルコル、年に5000本しか作れないそうです) という、アルコール40%の南大東島で作られたホワイトラム(無添加・無着色)。南大東島は生水がないので、海水をろ過して使っているせいか、かすかに海草の香りがしました。一見のお客さんにこんなサービスをしてくださるシェフに、好感度が上がりました。
そしてデザートはライムのスフレとりんごのシャーベット(美味しかった!)、日本人のおなかに合わせた小さなプチフールの可愛いこと!(まさにプチフール!)
お料理は、全般的に軽い印象で、どんどん食べられます。ソースが軽いせいか、フレンチなのに最後まで美味しくいただけました。
ディナーコースは毎月更新され、いつ訪れても旬で新鮮なメニューだそう。こんな軽いフレンチなら毎月通いたいほどです。ランチも良さそう(ランチは定食屋さん、夜はきちんとしたフレンチがコンセプトだそう)なので 今度はランチに行こうと思っています。
15日までの白トリュフディナー、お見逃しなく!
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November 02, 2005
青山にチーズ好き集合!「チーズフェスタ」開催!
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今回で14回目を迎える世界のチーズ約250種類が集合する「チーズフェスタ」。
今年は11月11日(チーズの日)と12日に青山のスパイラルで開催されます。
家庭で出来る簡単なチーズ料理のご紹介などのイベントや世界のチーズ7種類とグラスワイン1杯をセットにしたオリジナルメニューも(1日限定60セット、1050円)あります。
毎年1万人を超える来場者がある「チーズフェスタ」、チーズ好きの方はお見逃しなく!
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November 01, 2005
夢見心地になるほどシャンパーニュな夜
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東京全日空ホテルの「シャンパン・バー」では月ごとに地区や品種にこだわった選りすぐりのシャンパンが用意されています。
11月のテーマは「シャンパンとオイスターのマリアージュ」です。
オイスターのおいしい季節、互いの持ち味を引き出し合うシャンパンとオイスターを気軽なメニューで楽しんでみませんか?
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October 31, 2005
「プーシキン美術館展」に行きました
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昨年7月に開催が発表されてからずっと心待ちにしていた、マティス、モネ、ルノアール、ゴーギャン、ゴッホ、ピカソなどが一同に会する「プーシキン美術館展」(上野の東京都美術館で12月18日まで開催)に行ってきました。
この展覧会は、印象派からフォービズム・キュビズムまでの各時代を代表する画家たちの名画を、時系列に展示しています。絵画の発展の流れを理解しやすい展示方法でしたので、フランス近代絵画にそれほど詳しくない方でも十分楽しめると思います。
19世紀末から1920年代にかけて、アメリカのバーンズ、イギリスのコートールド、そしてロシアのシチューキンとモロゾフと、フランスの近代絵画の大コレクションが、フランス以外の国の個人実業家の手で形成されました。その中でシチューキンとモロゾフのコレクションの特徴は、19世紀末から第一次大戦前までという、他よりも比較的早い時期に精力的に作品を収集した点にあります。
1900年代初頭は、印象派がようやく認められゴーギャンやセザンヌが評価され始めた時期で、フォーヴィズムやキュビズムはまだ前衛的な存在だったそう(マティスが「野獣」の仲間と嘲笑され、ピカソが友人達から悪口を言われていたような時期でした)。そんな時期に、マティスの「金魚」や、ピカソの“青の時代”を予感させ、黒の輪郭線にはゴーギャンの影響を感じさせる「アルルカンと女友達」のような歴史的名作を手に入れた炯眼には感服させられますね。
シチューキンは、感受性を信じ、表現性の強い、実験的・前衛的な作品を集めました(モネやルノワールなど印象派の作品収集から、ゴーギャンやセザンヌなど後期印象派に移り、最後にマティスとピカソにたどり着きました)。対してモロゾフは画商の意見をよく聞きいれ、評価に値する名作を体系的に揃えました(ルノワール、モネなどの印象派から、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ボナール、さらにマティス、ピカソまでを購入し、特にセザンヌとボナールを好んだそう)。彼らの好みや考え方は違っていましたが、絵画に対する鑑識眼においては共通していました。
2人は17年のロシア革命ですべての財産を没収され、亡命を余儀なくされました。20年代、財政難だった旧ソビエト政府がコレクションを売却しようとしたときに、シチューキンは、「自分はロシア国家と国民のために絵を集めたのだから、売るのは反対だ」と抗議したと伝えられています。コレクションが散逸を免れ、エルミタージュとプーシキンの両美術館に受け継がれたのは、シチューキンとモロゾフの絵画に対する情熱のお陰かもしれませんね。
今回の一番のお目当ては、私の大好きなマティスのシリーズの中でも傑作といわれている「金魚」です。マティスは旅行先のモロッコでガラス鉢の金魚を眺める現地の人たちに刺激を受け、1912年春から夏にかけて金魚鉢を描いた4点の生物画を製作しました。プーシキン美術館の「金魚」はその最高傑作とされています。この絵はシチューキンが1912年にパリ郊外のマティスのアトリエで一目見て気に入り、その場で購入したそうです。
水面の金魚には赤い影があって立体感が出ているのに対し、周囲のテーブルや椅子などの人工物は平面的に書かれているため、また回りの植物のグリーンと赤い金魚のコントラストで金魚が生き生きしていて、ずっと見ていたいと思わせる絵でした。
もちろん「金魚」以外の絵画も傑作揃いです。日本初公開の作品が多いこともあるのでしょうが、フランス近代絵画は比較的沢山観ているつもりでしたが、新鮮で楽しめる展覧会でした。
シスレーの「オシュデの庭、モンジュロン」は、シスレーのお得意の光と風に溢れた空(彼は空を背景とは思っていず、いつも空から描いていた様ですよ)、自然の生命力を感じられて、見ていて爽やかな気持ちになりました。
ピサロは今まで私はそれほど好きではなかったのですが、今回展示されていた「オペラ大通り、雪の効果、朝」は雪が降る冬の光景なのに不思議と温かさを感じられる作品で、はじめてピサロが好きになりました(雪景色は見たことはありましたが、パリの街の雪景色の作品は初めて見たので新鮮でした)。
もちろんピカソ20歳の青の時代を予感させる作品「アルルカンと女友達」も外せません。当時まだ画家として認められていなかったピカソは、アルルカンや旅芸人などの社会から疎外されているような人たちに自分を投影していたそうです。女友達の鬱屈した表情、アルルカンの気のそぞろな表情、色彩、手の造形のコントラストの緊張感があって、19世紀末のパリの雰囲気を醸し出している素晴らしい作品です。
他に絵の中に入ってしまいたくなる様な夕暮れ時に街灯がつき始めたパリの雰囲気がよく出ているラファエリの「サン=ミッシェル大通り」、構図が面白いタウローの「パリのマドレーヌ大通り」も好きな絵でした。
皆さんも是非、シチューキンとモロゾフの審美眼と情熱を堪能してみて下さい!
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October 30, 2005
パークハイアットでボルドーワインの晩餐会という幸せ
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パーク ハイアット東京では、11月14日(月)から11月27日(日)の14日間、「ボルドーワイン格付け150周年記念 スペシャル ボルドー ウィーク」と題し、11月21日(月)はボールルームで一夜限りの晩餐会を開催、またジランドールでは期間中特別に数々のボルドーワインをいただけます。
冬の夜、パークハイアット東京の美しい夜景と至高のボルドーワインに酔いしれてみませんか?
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October 29, 2005
11/1から予約開始!2005ピエールエルメのクリスマスケーキ
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ピエールエルメのクリスマスケーキのインターネットでの予約が11月1日(火)から始まります。
エルメファンの方は是非どうぞ!
詳細・インターネット予約はこちらから。
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October 28, 2005
さすが老舗!の美味しさ 鳥すきやき「ぼたん」
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神田にある鳥すきやきのお店「ぼたん」に先日行ってきました。
このお店のある神田須田町(最寄り駅は丸の内線の淡路町駅です)近辺は、おそばの「やぶそば」「神田まつや」や、あんこう専門店「いせ源」など、老舗の飲食店が密集しています(各々のお店に、近辺の老舗が全て載っているパンフレットがありますので、それをもらうと便利です)。もちろん「ぼたん」も、明治30年から鳥すきやき一筋で営業している老舗です。
建物は昭和初期に建築されたもの だけあって、外観からも老舗の雰囲気が漂ってきます。雰囲気に圧倒されかけましたが、勇気を出して玄関をくぐると、ちょっとぶっきらぼうだけれど、温かみのある女将さんが出迎えてくれました。
フロアは大きなお座敷部屋がいくつかあって、お客さんが多くなると、基本的に相部屋になります(以前行った老舗「人形町 今半」も同じスタイルでした)。人数が多くなると、個室の対応もして下さるそうです。
鳥すきやきは、“ひなどり”(60〜70日齢の若鶏を使っています)と“つくね”(味がしっかり出る成鶏の1年もののモモ肉のみを使用。軟骨も細かく叩いて練りこむので、お店では“たたき”と呼んでいました)の2種類の味が楽しめます。具はねぎ・焼豆腐・しらたき。タレは元ダレと割り下があり、自分の好みの味に調節できます。
年季の入った火鉢(炭は備長炭です)が目の前に運ばれてきて、その火鉢にちょうど合うサイズのお鍋(15センチ四方くらいの小さい鉄鍋)が乗せられると、女将さんが鉄鍋に具をどんどん入れていきます。たれの中で煮えていく鶏肉の香りに、期待が高まります。
煮えた具は、とき卵につけて頂きます。美味しさを言葉で表現するのは難しいのですが、このお鍋は本当に美味しいです。お肉もさることながら、お肉とたれのうまみを吸い込んだ豆腐としらたきがまた美味しいんです。
うまみがたっぷり含まれている残り汁を、最後に御飯にかけて食べるのが普通です(ご飯はおひつで持ってきてくれて、何杯でもおかわりできます)。また、ひなどりのお肉を残しておいて、卵で閉じてくれるようにお願いすると、最後に親子丼を作ってくれるんですが、これが本当に美味しい!今まで食べた親子丼の中で一番の美味しさでした。
最後に果物もついて、1人前のお値段は6,700円(お昼も夜も値段は変わりません)。ちょっと高く感じられるかもしれませんが、あの美味しさとお店の雰囲気を考えれば、納得のいくお値段だと思います。
古き良き時代の雰囲気の中で、皆さんもぜひ美味しい鳥すきやきを満喫してみて下さい!
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October 27, 2005
100年に1回!規模の展覧会「北斎展」開催されます!
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江戸時代後期に活躍した浮世絵師葛飾北斎。彼の作品は早くからヨーロッパに渡り、モネ(以前ジヴェルニーのモネの生家を訪れたときも、モネの部屋には沢山の北斎の絵がかけらえれていました)、ドガ、ルノアール、ゴッホを代表する西洋の画家達に多大な影響を与えました。
日本のみならず、海外でも人気の高い北斎の展覧会「北斎展」が12月4日まで東京国立博物館で開催されます。
「冨嶽三十六景」の風景画と、印象派の画家達に影響を与えた「北斎漫画」で有名な葛飾北斎ですが、一般に知られている彼の評価は、90年にわたる彼の活動の一部にすぎません。
今回の展覧会の見所のひとつは、北斎の20歳から90歳までの70年の長きにわたる国内外から厳選した作品が6つの時期に分けて展示されることです。
江戸末期から世界中に散った日本が誇る葛飾北斎の作品(全出品作数は約500点!この規模の北斎展は1901年のウィーンで開催された展覧会以来だそうです)が東京に集結します。
100年に1回といわれているこの展覧会、ご興味がある方是非どうぞ!
(以下東京国立博物館のサイトから)
葛飾北斎は、江戸時代後期に活躍した浮世絵師です。日本で「北斎」と言えば、遠くに見える富士山の手前で砕け落ちる荒波を描いた「神奈川沖浪裏」や、「凱風快晴」などに代表される『冨嶽三十六景』の風景版画が有名ですが、それは70年もの画業において多彩な作品を生み出し続けた北斎の仕事のほんの一部にすぎません。
北斎が世界中の人々に愛される理由、そのひとつは、流派や伝統にとらわれない自由な筆で、把握しがたいほど多彩な作品を描き続けたことにあります。
花鳥画、美人画はもちろん、幽霊や古典物語、果ては気象の変化の様子まで、北斎はこの世のありとあらゆるものを自在に描き、20歳の画壇デビューから90歳で没するその直前まで、あらゆる表現技法に挑戦し続けました。
大英博物館、ボストン美術館、メトロポリタン美術館など、第1級の国内外美術館や個人の協力により、今回出品されるのは約500点。その作品の多様さは目をみはるものがあり、今まで私たちが目にしていた作品は、溢れる才能が残した偉業の片鱗にすぎないのだと思い知らされます。
本展覧会では、長きに渡る北斎の画業を6つの時代に分けて展示し、その衰えることのない創造の軌跡を辿るものです。今回集められた北斎作品の多様さ、作品数のみならず、版画の刷りの質に拘った展示はこれまでに例がなく、今後も不可能だと言われる規模のものです。
ぜひこの機会に日本が生んだ偉大なるアーティスト・「画狂人」北斎の世界をご覧ください。
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50万粒の神々の涙「パール展」開催中!
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「神々の涙」と呼ばれる真珠の謎と魅力を紹介する「パール展-その輝きのすべて」が上野の国立科学博物館で開催されています。
[展覧会主旨]
本展は、ニューヨーク・アメリカ自然史博物館が、シカゴ・フィールド博物館と共同で企画した世界巡回展で、日本では初公開となります。日本での開催後はロンドンなどを巡回する予定です。また、日本展ではオリジナル特別企画として「日本の真珠」を展開いたします。
古来より人々を魅了し続けてきた真珠。人類が積み重ねてきた時間とともに発展してきた真珠の歴史と、生物からつくりだされる宝石である真珠の謎にせまり、真珠の本質を理解してください。古くは「神々の涙」とまでその輝きを賞され、現在でも優雅さと清らかさの象徴として愛されてやまない真珠の魅力を存分に堪能していただける展覧会です。
展覧会名:「パール」展―その輝きのすべて
開催時期:2005年10月8日(土)〜2006年1月22日(日)
休館日:毎週月曜日 年末年始12月28日(水)〜1月1日(日)
※ただし10月10日、1月2日・9日・16日の月曜日は開館
開館時間:午前9時〜午後5時、金曜日は午後8時まで
(最終入場は閉館の30分前まで)
開催会場:国立科学博物館 特別展会場
(東京都台東区上野公園7-20)
主催:国立科学博物館、TBS、朝日新聞社
企画:アメリカ自然史博物館、フィールド博物館
後援:文部科学省、外務省、アメリカ大使館、TBSラジオ
[入館料]
一般・大学生:1300円(1100円)
小・中・高校生:600円(400円)
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October 26, 2005
この秋、スウェーデンスタイルでハッピーになる!
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毎年秋にスウェーデン大使館を中心に繰り広げられるデザインエキジビション「スウェーデンスタイル」が今年は11月2日から12日に開催されます。
今年のテーマは「ハッピースタイル」!
11月7日(月)には、以下の様にスウェーデン大使館にてデザインセミナーも開催されます!
スウェーデンスタイルでハッピーになってみませんか?
幸せになるデザインセミナー
「グッドデザインをすべての人に」
担当 山本由香
スウェーデンスタイル東京の一環として、スウェーデン大使館にてデザインセミナーを開催します。 「グッドデザインをすべての人に」という発想のあるスウェーデンで、良いデザインがどのように人々を幸せにしているのかを、暮らしの中のデザインを紹介しながら、分かりやすく解説します。パッケージデザインなどの実物サンプルも用意しておりますので、どうぞお気軽にご参加下さい。セミナー後、ご希望の方にサンプルを差し上げます。
著書「北欧スウェーデンの幸せになるデザイン」はスウェーデンスタイル開催期間中、大使館内で販売されます。
日程 11月7日(月)
第1部 11:00〜12:00
デザインに囲まれたスウェーデンの暮らし
スーパーマーケット、地下鉄、公共施設、病院、ショップなど、暮らしに溶け込んだデザインを紹介します。
第2部 13:00〜14:00
世界に躍進するデザインたち
イケア、テペ、エルゴノミデザインなど、暮らしに欠かせない優れたデザインの企業を紹介します。
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October 25, 2005
「チャールズ&レイ・イームズ −創造の遺産−展」開催中!
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イームズをご存知ですか?
イームズはチャールズ・イームズとレイ・イームズ夫妻や彼らが手がけたデザインのこと。
革新的なアイデアと新技術の開発と導入により、「合板ラウンジチェア((LCW、DCW)」「サイドシェル チェア」などの独創的なデザインでありながら使いやすい家具が有名です。
中でもイームズのチェア類は著名人の間でも大変人気で、多数のコレクターが存在するほどです。
ミッドセンチュリー(1940〜1960年代)を代表するそのデザインは今も多くの人を魅了し続けています。
世界有数のイームズ・コレクションを誇るドイツのヴィトラ・デザイン・ミュージアムとアメリカ議会図書館が共同企画した大規模な世界巡回展“チャールズ&レイ・イームズ 創造の遺産展”が目黒区美術館で開催中です。
1997年から世界巡回、イギリスでは“この年、ロンドンで最もエキサイティングな展覧会のひとつ”と話題を呼んだそうです。
ここでしか見られない試作品やプロダクト図面、書面など膨大な資料を一堂に集め、イームズのデザインプロセスをたどり、その根源にあるものを探る展覧会です。
The Work of Charles and Ray Eames -- a Legacy of Invention--チャールズ&レイ・イームズ −創造の遺産−
2005 10/8(土)〜12/11(日)
会場=目黒区美術館全館
10:00a.m.−6:00p.m.(入館は5:30p.m.まで)
一般 1000(800)円、大高生・65歳以上700(600)円
小中生無料
初めてイームズを鑑賞される方向けの建築ガイドスタッフによる初心者用ギャラリーツアーもありますよ。
ご興味のある方はお見逃しなく!
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October 24, 2005
最終販売!グレート・ヴィンテージのドン・ペリニョン1996
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October 23, 2005
ジャパニーズアフタヌーンティをフォーシーズンズで頂く幸せ
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フォーシーズンズホテル椿山荘東京の「ル・ジャルダン」では11月30日(水)までの14:00から17:00に和の食材を洋風にアレンジした和洋折衷スウィーツをいただける「ジャパニーズアフタヌーンティ」を開催しています。
秋に色づく日本庭園を眺めながら、贅沢な時間を過ごしてみませんか?
<メニュー(予定)>
抹茶のスコーン
白あんと杏の羊羹
マロンのミルフィーユ
抹茶ババロア ぎゅうひのクレープ包み
柚子とホワイトチョコレートのムース
豆乳のクレームカラメル
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October 22, 2005
10月31日まで六ヒルで「秋のグルメ サンドイッチ」フェア
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グランドハイアット東京のフレンチ キッチン ブラッセリー アンド バーでは、「秋のグルメサンドイッチ」フェアを31日まで開催しています。
テラスで秋風に吹かれながら、シャンパンハムやフォアグラのサンドイッチをワインやシャンパンと一緒にいかがですか?
<メニュー>
カマンベールチーズと
津軽りんごのサラダのサンドイッチ¥1,575
シャンパンハムと自家製ピクルスのサンドイッチ¥1,680
ランド産鴨腿肉のリエットサンドイッチ
胡桃のペースト添え¥1,680
自家製スモークサーモンと
有機栽培玉葱サラダのサンドイッチ¥1,995
フォアグラテリーヌのオープンサンドイッチ
秋のフルーツのコンポート添え¥2,205
西洋わさび風味の和牛サーロインの
ローストビーフサンドイッチ¥2,310
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October 21, 2005
お台場で長谷川理恵さんと走ってみませんか?
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ナイキではゲストランナーに長谷川理恵さんを迎え、今年もお台場でのランニングイベントを11月3日(祝)9:00〜(1st RUN)と11月20日(日)9:00〜(2nd RUN)に開催します。
3キロ、5キロ、10キロのランニングの他、ヨガを取り入れたクールダウン・プログラム、ランニングクリニックなど、ビギナーからホノルルへのチャレンジャーまで幅広く楽しめるプログラムが満載です!
レースではありませんので、自分のペースで楽しく走れますよ。
☆参加費:無料
☆参加者にはステキなプレゼントがいっぱい!
1.参加特典:全員にナイキ オリジナルリストポーチをプレゼント
2.JALホノルルマラソンご招待のチャンス!グループ(4名以上)で11月3日の1st RUNに応募・参加の方、抽選でホノルルマラソンへご招待!(4名1グループ)
3.世界に1足だけのマイシューズGET!10キロマラソン完走者中から3名様に、あなただけのオリジナルシューズ「NIKEiD」をプレゼント
4.他抽選でステキなグッズが盛りだくさん!協賛ブースでもプレゼント多数
詳細・エントリーはこちらからどうぞ!
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October 20, 2005
地球を彫刻した男「イサム・ノグチ展」に行きました
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東京都現代美術館で開催されている「イサム・ノグチ展 彫刻からデザインへ-その無限の創造力」へ行きました。
この展覧会はイサム・ノグチがデザインした札幌の「モエレ沼公園」のグランドオープンにあわせ、多様な展開をしめしたイサム・ノグチの芸術を総括的に捉え、芸術によって日常に豊かさをもたらせたい、と切望していたノグチの世界を、多彩な作品とともに体感できる日本初の大規模な回顧展です。
イサム・ノグチの作品は彫刻にとどまらず、照明や家具のデザインから舞台芸術や公園の設計まで多岐に渡っており、今回の展覧会ではニューヨークのイサム・ノグチ財団・香川県のイサム・ノグチ庭園美術館所蔵の作品を中心に、彫刻、絵画、和紙や竹を用いた照明デザインなど46点が展示されています。
「現実に役立つもの、人々の生活に役割をもつものの創造が私の彫刻である」という言葉に象徴されるように、彼の芸術に対する考え方は、建築も橋も道路もすべて大地の彫刻であり、彼の彫刻作品は、彫刻とその周りの環境、そしてそこを訪れる人々すべてが一体となって、初めて芸術として完成されるというものでした。
プランや模型が展示されている「モエレ沼公園」(後述します)は、ノグチが最晩年に力を注いだ公園で、ひとつひとつの細部までこだわり、全体をひとつの彫刻作品となるように設計したこの広大な公園は、まさにノグチが目指した芸術の理想を実現させたものです。
展覧会では、最初に展示されている“2mのあかり”(第42回ヴェネツィア・ビエンナーレにアメリカ代表として参加したノグチが「光の彫刻=ライト・スカルプチャー」として出品した作品)がまず目を引きます。岐阜提灯に触発されて生まれた、“光を素材にした彫刻”とも言えるノグチの「AKARI」は200種を超えますが、そのなかで最大を誇るのがこの作品だそうです。「私は和紙が投げかける光と影を通じて、その真価を広めたかった」と彼が言っているように、外国育ちのノグチには、行灯など和の生活様式がとても興味深かったようです。作品を観ていると、和の文化の中に自らのアイデンティティを求めようとしている、日系アメリカ人であるノグチの想いが反映されているように感じられました。
今回の目玉は、イサム・ノグチの最高傑作と呼ばれている外光溢れる館内の吹き抜け(天井高19m)に置かれた“エナジー・ヴォイド”(高さ3.6m,重さ17トン)。イサム・ノグチの晩年の製作拠点だった香川県牟礼の住居兼アトリエ(現イサムノグチ庭園美術館)に展示されており、門外不出といわれていた作品です。
ヴォイドとは虚空・空虚の意味です。一見単純なフォルムなのですが、ふしぎな光沢があり(スエーデン産の黒花崗岩でできているそうです)、光の角度や見る角度によって、光を全て反射してしまうのでもなく、しかし光を吸収して真っ黒になってしまうのでもなく、変幻自在の輝きで、ずっと眺めていたい彫刻でした。そして見ていると不思議と元気が出てくるような彫刻でした(周りに椅子がおいてありますので、ゆっくり鑑賞できます)。
“ミラー”“道化師のような高麗人参”などのインターロックスカルプチャー(連結彫刻:切り抜いた紙などを立体的に組み合わせたような作品)はブロンズでつくったものとは思えない軽やかさ、で楽しい気分になりました(黒い紙をつかったワークコーナーも楽しいですよ!)。製作にはいつも真剣だったけれど、人を笑わせるのも好きだったというようなノグチのチャーミングな性格を、愛嬌のある彫刻を観ていると感じることができます。
先日、札幌にオープンしたばかりの「モエレ沼公園」に行ってきました。
「モエレ沼公園」は、彼がこの世を去る1ケ月前に基本設計を完成させた遺作で、没後も彼の遺志を引き継ぎ、17年の歳月を経て今年7月に完成した、イサム・ノグチ最後にして最大の作品です。
滑り台やブランコといった遊具はもちろん、ピラミッドのように石の階段が続く“プレイマウンテン(高さ30m、階段99段)”、ルーブル美術館のオマージュであるのか“ガラスのピラミッド”(でもイサム・ノグチらしいのは見る角度によってピラミッドの形がかわること)、噴水やモエレ山(標高72mのモエレ山、平地ばかりの札幌市東区で初の「山」として国土地理院の地図にも記載されたそう)に至るまで、189ヘクタール(歩いて回るには広すぎるので、レンタサイクルもあります)にも及ぶ公園全体が、ノグチのマスター・プランに基づいて作られています(ちなみに、彼は 「モエレ沼公園」の原型となるプレイマウンテンのアイデアを1930年代にNY市に提案したのですが、時代に先駆け過ぎて全く相手にされなかったそうです)。
公園で一番感動したのは、定期的に行われるショー“海の噴水”(ショーの中盤くらいから何故“海”の噴水と名付けられているかが分かってきます)。噴水を40分ひたすら観るだけなのですが、バリエーションが限られている“噴水”という形態で、しかも音楽もない中で40分も観客を引き付け続けるのはすごいです。これは水の彫刻だ、と思わせる素晴らしい噴水でした(25mの高さまで水を噴き上げたり、水の塊がうねるように回転するダイナミックな動きは、ブルーの彫刻のようで、大好きな映画“惑星ソラリス” の海を彷彿させるものでした)。
東洋的な美意識と西洋の文化の融合、壮大なスケール、洗練、繊細さを兼ね備えたイサムノグチの魅惑的な彫刻の世界を、皆さんも是非体験してみて下さい!
(以下東京都現代美術館のサイトから)
【開催日】2005年9月16日(金)〜11月27日(日)
【開催場所】東京都現代美術館
【開催時間】午前10時〜午後6時
【休館日】月曜日
※ただし9月19日、10月10日は開館、翌火曜日休館
【料金】一般:3000円
大学・専門生:900円
中高65歳以上:500円
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